ゆうこ

東京・自由が丘/奥沢 で英語教室を主宰しています。

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Willy-Nilly は読み聞かせ多読の入口

第3回 Willy-Nilly 1月30日(月) の参加申し込み: https://forms.gle/nx3zkDr9X3Dj7UZu9「しあわせな読み聞かせ がんばらない多読」ブログ英語の絵本となると、なぜか両肩に気合いが入っちゃったり、尻込みしちゃったりしませんか?それがどうも気になって、数年前より、仲間で集まって話しあってきました。そしてBlogをスタート。それが 2019年10月でした。Blogの過去の記事を読んでいただけると嬉しいのですが、書いているメンバーひとりひとりの想いが乗っかった、読み応えのあるものが多いです。おかげさまで「楽しみにしています!」と言っていただくことも。励みになります!リーディングサークル Willy-Nillyいっぽうで、「しあわせな読み聞かせ」「がんばらない多読」のことをもっとダイレクトに理解してもらいたい、と思うようにもなりました。そして、一方通行ではない交流をしたい”英語の本を楽しむ" ことが読み聞かせと多読の根幹であることを伝えたいの二つを組み合わせたプロジェクトがリーディングサークル Willy-Nilly です。2022年よりスタートしました。Willy-Nilly は、Blogと違って、参加者とやりとりができるのが特徴です。そのため、読み聞かせのコツをレクチャーするような、発信が一方的になるような時間は設けないように意識しています。今まで2回開催しましたが、So far so good!英語絵本の「しあわせな読み聞かせ」の延長に「がんばらない多読」「しあわせな読み聞かせ」を続けていると、ゆくゆくは、絵の無い本を読んであげたり、聞き手だった子どもや大人が自分で読み始める ”多読” へと進んでいくことになるだろうと思います。そのとき、どんな風に多読するのかというと、これまで読み手の誰かにしてきてもらった「しあわせな読み聞かせ」を、自分に対して行うことになるだろうと思うのです。私はこれを「ひとり読み聞かせ」と呼んでいますが、脳内で読み手の自分と聞き手の自分が混在している状態です。読み手の自分が読むと、聞き手の自分が「え?」とツッコミを入れたり、「すごいな~」と感心したりするのです。そしてそれが「がんばらない多読」だと思うのです。Willy-Nilly は「しあわせな読み聞かせ」「がんばらない多読」への入口日本語の本の場合、赤ちゃんから読み聞かせを始めて、ひとりで絵の無い本を読めるようになるまで、いったいどのくらいの時間がかかるでしょう?英語で本が読めるようになるまでの時間は、それに比べると短いですよ (^_-)-☆たとえば、小学校4年生で英語の絵本を読み聞かせしてもらっていた子が中3でGoosebumps (アメリカの小学生に人気のペーパーバック) を読む、というようなことが起きます。つまり、アメリカ人が10年近くかかることを、5年でできてしまいます。それも、絵本を楽しんでいるうちに、気がついたら「あら、こんなのも読めるようになっていた。」という感じで。日本語の本が読めるようになる過程と似ていますね。しかも、日本の子どもはその間、母語の日本語も上達します。当たり前と思うかもしれませんが、実はすごいことだと思うんです !(^^)!多読に関心のあるかたは、ぜひ Willy-Nilly に参加してみてください。Willy-Nilly は、「しあわせな読み聞かせ」「がんばらない多読」への入口です。

ことばを超えたところで

『Would You Rather… 』(John Burningham作, Chronicle Books, 2003年)という素敵な絵本をご存知ですか。手元にある絵本を拡げ、友人に読んでもらったのが2か月前。 誰かに読んでもらうと、こんなにも感じかたが違うのだ、と初めて知りました。心の中が温かい気持ちで満たされて…うまくことばでは言い表せない気持ちになりました。文の意味は、ぜんぶ、わかってるんですよ。だから、意味がわかるようになった、とかではないんですよ。ことばを超えた次元の、なにか、があるんです、たぶん。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・たまたま、昨日、『Arrival 』(Shaun Tan 作, Arthur a Levine, 2007)と『Eric』(Shaun Tan 作, Templar Publishing, 2010)を読んだ高校生と話したのですが、彼の見解が心に残りました。文字や音声は、記号なんです。ことばを表現するための、ただの記号なんです。ちなみに、『Arrival 』と『Eric』には作者オリジナルの文字と、登場人物たちが知らない言語や文化の中で過ごす様子、が描かれています。僕たちは、言葉や音を超えたところで、違う次元で、交流しているんだと僕は思います。この言葉を聞いて、ハッとしました。友人に読んでもらったとき、私は友人んや仲間の先生たちと言語を超えたところで ‘交流’してたんだ、と。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・読んでくれる人と、聞いている人どうしで、言語を超えたところで ’交流’ するのがしあわせな読み聞かせ。

隙間時間をつかう朝の多読

■ 隙間時間をつかって読むこんにちは。東京の Kippa・きっぱ・鈴木祐子 です。皆さん、厚みのある本を読むとき、どのように読んでいますか?以前のわたしは、本というのは(和書も洋書も)読み始めたら一心不乱に最後まで読まなければいけない、と勝手に思い込んでいたため、ある程度まとまった時間がとれないと厚い本には手が出せませんでした💦たとえば、『My Mum Tracy Beaker』by Jacqueline Wilsonのような、一冊あたり80,000語もある本だと、読み始めてから読み終えるまでわたしの読書スピードだと7時間弱かかります。そのため、ペーパーバックなどの厚い本は、数日続けて休めるときに、何冊もまとめて読んでいました。でも、それは ”がんばらないで" 読むのとは対極の状態だったと思います。 ”がんばらないで” ペーパーバックを読むには通学中に読むお散歩の途中の公園のベンチで読む家事がひと段落したときに読むのように、隙間時間をつかって少しずつ読み進めていけばよかったのですね。୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧「通学しないため気軽に多読できない…」by 高3生「受験勉強が忙しくて多読する時間がとれない」by 高3生「部活が毎日入っていて多読する時間がとれない」by 高1生今夏、生徒から相談を受けた内容です。理由はさまざまですが、共通しているのは、一日の活動が始まってしまうと多読する時間がとれないことです。ならばいっそ、一日の活動をスタートする前の隙間時間をつかって読んではどうだろうか、と始まったのが「朝多読(あさたどく)」です。今年は、兵庫県明石市のYuriさんが紹介してくださった「オンライン多読のすすめ」にヒントを得て、AM 6:45 - AM 7:30にオンラインでも実施しました。୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧■ 「朝多読(あさたどく)」詳細

ブログを始めた理由と生徒の多読の様子

東京の鈴木祐子です。今回は、次の2つについて記します。1)このブログを始めた理由2)生徒たちの多読の様子୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧1)ブログを始めた理由私がこのブログを始めることにしたのは全国にいる多読支援者(学校、塾、個人教室の先生たち)にエールを送りたい、と思ったからです。★多読支援といっても、いろいろなタイプがある私のような、どっぷり、がっつり、時間をかけて多読支援している人はもちろんいますが、全国的にはまだまだ少数です。ほかの学習法と併用して多読支援している人がとても多いのではないかと思います。さらに、多読支援には大量の本が必要なため、なかなか始める勇気が出ない、という声もよく聞きます。★支援方法は多種多様授業中に本を読ませている人もいれば、宿題のみとしている人もいます。授業中に読むといっても15分くらい読ませる人もいれば、60分以上読ませる人もいます。当人は多読だとは思っていないかもしれないですが、絵本の読み聞かせをしている人も録音された音声の代わりに目の前の人が声に出して読んでくれている、というだけで、広義の「多読」の中に入ると私は考えています。いずれも、生徒に本を読ませる(読み聞かせる)ので、「多読(支援)している」と言えるでしょう。★共通の悩みもあれば、固有の悩みもあるこれだけ、いろいろな多読支援の手法があるのだから、工夫だって、それぞれしているでしょうし、悩みの種類だってさまざまです。どんな手法であっても抱える共通の悩みや想いもあれば、それぞれの手法ならではの問題点もあります。このブログの書き手は、多読支援の手法がそれぞれ異なります。ですが、多読支援のキーポイントは把握していて、それは絶対に外していないんです。そのため、書き手たちの工夫、体験、考え、想いなどを発信することに価値があると思っています。他の先生達のブログ、楽しみにしていてくださいね❣️୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧