ことばを超えたところで

『Would You Rather… 』(John Burningham作, Chronicle Books, 2003年)
という素敵な絵本をご存知ですか。

手元にある絵本を拡げ、

友人に読んでもらったのが2か月前。 

誰かに読んでもらうと、
こんなにも感じかたが違うのだ、
と初めて知りました。
心の中が温かい気持ちで満たされて…
うまくことばでは言い表せない気持ちになりました。

文の意味は、ぜんぶ、わかってるんですよ。
だから、意味がわかるようになった、とかではないんですよ。
ことばを超えた次元の、なにか、があるんです、たぶん。

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たまたま、昨日、『Arrival 』(Shaun Tan 作, Arthur a Levine, 2007)と『Eric』(Shaun Tan 作, Templar Publishing, 2010)を読んだ高校生と話したのですが、彼の見解が心に残りました。

文字や音声は、記号なんです。ことばを表現するための、ただの記号なんです。

ちなみに、『Arrival 』と『Eric』には作者オリジナルの文字と、登場人物たちが知らない言語や文化の中で過ごす様子、が描かれています。

僕たちは、言葉や音を超えたところで、違う次元で、交流しているんだと僕は思います。

この言葉を聞いて、ハッとしました。

友人に読んでもらったとき、私は
友人んや仲間の先生たちと
言語を超えたところで ‘交流’してたんだ、と。

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読んでくれる人と、
聞いている人どうしで、
言語を超えたところで ’交流’ するのが
しあわせな読み聞かせ。


文:鈴木祐子(きっぱ)
東京(自由が丘)
ABC4YOU 英語・多読・読み聞かせ教室

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