こんにちは。
東京の Kippa・きっぱ・鈴木祐子 です。
今回は、実際に授業で行った
『Chrysanthemum』(Kevin Henkes著)
の読み聞かせのことを書きます。
この絵本の文章は、決して簡単ではないですし、
プロット(あらすじ)も、少し混み入っています。
日本語を交えないで読んだら、
小学生や中高生の中には
(なにを読んでいるか理解できず)
キョトンとする子も出てくるだろう、と思われました。
目の前の生徒が楽しめていなかったら、
読んでいるわたしも楽しめません。
でもだからといって、
絵本の読み聞かせを諦めるのもなんだか悔しいです。
そこで、『Chrysanthemum』を
日本語と英語を適宜、交えて読むことにしました。
そのかわり、本を読み終えたら、
この絵本のアニメ(DVD)、を
英語だけで生徒に観てもらおう、
英語だけで物語を楽しむ機会をつくろう、
と決めました。
DVDはこちらです。
大女優のメリル・ストリープが声優をつとめています。
一人で何役もこなしているのですが、
私が初めてこのアニメを観たときは、
まさかすべての声を同一人物が出しているとは
思いもよりませんでした。
とってもすてきなアニメです。
そのようなわけで
英語だけで楽しむ時間は、DVDに任せることにして、
私は日本語も適宜交えて、読み進めていきました。
話の中に、花の名前がいくつか出てくるのですが、
それらを画像検索して「あ、これ、見たことある!」
と、わいわい言いながら読む日もありました。
もちろん、本の中の英文も読みます。
ですが、生徒の反応に応じて日本語を使えるようにしておくと、
読み手も聞き手も、とても楽です。
そして、いよいよアニメを観たときの
生徒の真剣な表情といったら。。。
物語の世界にスーッと入っていったかと思ったら、
主人公のナルチシズムに笑っちゃったり、
同級生や担任の態度にプリプリしたり、
ツッコミを入れたり。。。
生徒たちの表情から
楽しんでいる様子がよく伝わってきました。
絵本と映像とを組み合わせて楽しむのも
”がんばらない” ”しあわせな” 英語絵本の読み聞かせですよね?
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今年も大変お世話になりました。
2022年がより良い年となりますように。
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文:鈴木祐子(きっぱ)
東京(自由が丘)
ABC4YOU英語・多読・読み聞かせ教室
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