こんにちは。
「超ゆるゆる多読」実践中、アッポこと札幌の魚住です。
2年ぶりの読み聞かせ会
今年1月にいよいよ再開というタイミングでまたも延期になっていた「おおきな木」の読み聞かせ会でしたが(詳しくは前回のブログで)、4月28日(木)にやっと開催できました。
なんと2年ぶり。
コロナ前とは違い、広い講堂で、書画カメラで本をスクリーンに大映しにして、マイクを使って読むという新しい形の読み聞かせ会です。
はたして何人来てくれるのか、5人?10人? ^^;;
期待しないようにとは思いながらやっぱりドキドキ。
結果、21名のお客様が席を埋めてくれました。よかった〜♡
何せ2年ぶりなもので、ドジは多々ありましたが、楽しい1時間を過ごすことができました。
お客様にとってどうだったか、こちらから感想を求めたりしないようにしています。
初めての方が今後リピーターとして来てくださるかどうかで追々わかっていくかなと思っています。
絵本の楽しみ方から伝える
「おおきな木」の読み聞かせ会は、不特定多数を対象としています。
すると、必ずしも絵本に興味のある方ばかりではなく、英語の勉強になるのではないかという目的でいらっしゃる方もいます。
そうでなくても、大人なので、どうしてもちゃんと聴き取りたい、どういう意味なのか知りたい、という方は多いです。かつては、「絵本なのに英語が難し過ぎる」「文字が見えづらい」「訳を出してほしい」という方もいました。
そこで、かなり前からチラシにはある文章を入れています。
「絵は絵本のことば — 絵にこめられた物語の中へ入ってみましょう」
「原書ならではの音とリズムを英語で楽しみましょう」
「大人から子どもへ — 絵本と一緒にたくさんの夢を手渡しましょう」
そして、必ずオープニングの挨拶で、
一語一句聴き取ろうとせずに、また目を凝らして文字を追おうとせずに、どうぞ絵をご覧になってください、とお話ししてきました。
さらに、絵本を読む前には、1冊ごとに(オチの一歩手前までの)あらすじ、イラストの見どころなどを解説してから読むようにしています。
絵本そのものは、読み始めたら途中で解説を挟んだりせず、英語のまま読み切ります。その上で、オチがわかりにくいものは、少しだけその話をしてもやもやを解消してもらいます ^^
大人が大人に
いろいろな形の読み聞かせがあります。あっていいと思います。
家族が子どもや孫に読み聞かせる。
先生が生徒に読み聞かせる。
私自身、自分の子どもに読み聞かせた時と、教室でやっているのと、こうしてイベントとして図書館でやっているのとでは全然違います。
まして、大人が大人に英語の絵本を読み聞かせるという、実はとても珍しい活動。
心地よい読み聞かせ会を提供したくて、ずっと模索を続けてきました。
本当はもっと進化した読み聞かせがあるのかもしれません。
正解は見つかりませんし、ないのかもしれません。
コロナ禍も乗り越えて、23年目に入る今、スクリーンに映して読むという新しい形を取り入れられた自分達をちょっと褒めてあげながら、読み聞かせの意味、この活動を続ける意味を柔らかく考える余裕を持ちたいと思っています。
文 : Kumiko Uozumi(アッポ)
北海道 札幌
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