こんにちは。
「超ゆるゆる多読」実践中、札幌の魚住です。
大人のための 英語の絵本 読み聞かせ会
絵本は、子ども達ばかりではなく大人も虜にしますが、私自身、その虜のひとりです。
20年近く前、札幌市中央図書館で読み聞かせをしているボランティアサークルに入り、2012年からは代表を務めています。
「大人のための 英語の絵本 読み聞かせ会」を開催する「おおきな木」です。
設立は2000年。それ以来ほぼ毎月、図書館で1時間ほどの読み聞かせ会を行なってきました。さほど広くない研修室に椅子をびっしり並べ、20〜30名のお客様と絵本やマザーグースなどを楽しんできましたが、この2年間はコロナ禍で休止しています。
もちろん、その間何もしていなかった訳ではなく、15名ほどのメンバー間で絵本を紹介し合ったり、オンライン勉強会のようなこともしていました。
「開催できるようになったら、この本読みたいね」
そんな言葉にもしだいに力がこもらなくなり、もう元の方法では読み聞かせ会は開催できないのだという現実が見えてきました。
模索
本を扱っている以上、オンライン開催はできません。動画も紹介できません。
そこで、広い講堂を使い、椅子は間をあけて配置し、書画カメラで本をスクリーンに大映しにして、マイクを使って読むという方法を練習し始めました。初めのうちは、「それならそれで、今まで使えなかった小さな本も読める」とポジティブに捉えていましたが、やってみると、これがなかなか難しい。見えればいい、聞こえればいい、というのであれば簡単なのですが、お客様にとって「心地よい」読み聞かせというレベルまで到達できなければ開催しないというのが、多くのメンバーに共通した意見でした。とにかくみんな絵本が大好き過ぎて、一冊一冊の良さが伝わるようにとこだわりまくります。
この絵本の色合い、紙質なら、照明はこれくらいかな。
本はできるだけ動かさない方がいいね。
めくる時に曲がらないように気をつけて。
声色やイントネーションは強めの方が聞きやすいね。
読む前後の解説はパワポを使おう。
4冊あれば、あちこちに立って実物を見せられるかも!
めくるタイミングは?
マイクのボリュームは?
スクリーンの高さは?
もちろん、お客様がごく自然に心地よく集中してもらえる状態を模索しているのですが、大変と言うよりむしろ楽しそう。本当にみんな絵本が好きなんだなぁ、と感じます。
感染者数の増減を見ながら、タイミングを探ること数ヶ月。やっと昨年12月に、知人や家族10名ほどに「お客様役」をお願いしてしてプレオープン的な「読み聞かせ会」を行いました。
久々の「読み聞かせ会」は嬉しいことに大好評。
そして、いよいよ・・・。
大の大人達が本気で遊ぶ姿
今年1月の再開を決めていたのですが、急激な感染者数増加で結局中止。悩んだ末に、今年度の開催は見送りとなりました。
それでも、この2年間やってきたことは無駄ではありませんし、むしろ、清々しい気持ちでした。あとは状況さえ良くなれば、すぐに再開できるところまできました。
「やっぱり、絵本は安心して楽しめなきゃね〜」
そう納得して、焦らず、しばし「休憩」することにしました。
「やっぱり英語の絵本っていいね〜」
大の大人達が、本気で遊んでいます。
そして、そんな姿を、子ども達や孫達に見せています ^^
文 : Kumiko Uozumi(アッポ)
北海道 札幌
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