これでいいのだ!

こんにちは

北海道オホーツク在住の新井です。


自宅の英語教室のかたわら月に一度、北見市の「北見多読カフェ」で参加者の皆さんと英語絵本読書を楽しんでいます。そんなある日、、、


「アライさーん!北見市の役場の人が多読カフェの見学に来るって!」

とメンバーから連絡がありました。


英語得意くんvs 英語ムリ子さん

北見多読カフェは2011年に発足以来、役場からの見学者は今回が初めてです。メンバーも私もややキンチョーしつつ迎えた当日現れたのは、、、


「どもー、役場のAですー。」

「同じくB子ですー。」


おお、明るそうなお二人でよかった💕北見市内のサークルでシニアの方が参加できそうなところを探しているそうで、今回はそのためのご見学。


ところでお二人は英語や絵本にご興味は?


「ボク、学生時代、英語は得意だったっす!」とノリノリのAさん。

「私は、、、ムリでしたー!ガハハ!」のB子さん。


そうですかー。ま、いつものように進めますんで、よかったら、一緒に参加してくださいね。


「いえいえいえいえ、私たちは隅っこでいいですからっ!」とノリノリAさん、ガハガハB子さん、急に手をブルンブルンと振って人見知り発揮。


あ、そうですかー。じゃあ、気が向いたらコメントお願いしますねー。


普段はBook Talkから初めていますが、今回は一冊の本の「一緒読み」からスタート。メンバーがあれこれ絵の中で気づいたこと、感じたことを「つれづれなるままに」口にして、キャッキャと騒いでいたら、隅っこにいたはずのノリノリAさんもガハハB子さんも身を乗り出してきました。そして 何ページが進んだところで、、、


「この単語、なんて意味っすか?」


と学生時代英語が得意だったノリノリAさんが質問。すると、、、


「見ればわかるじゃん!この絵の生き物だよ!」


と、「英語はムリー!」のはずだったガハハB子さんが即答。メンバー一同


「おー!!B子さんすごい!センスある!」

「まさに英語多読!」


と拍手喝采。


「学生時代英語は得意だった」というAさんはきっと単語を覚えるのが得意でもあったんでしょうね。だからこそまずは「単語」。対して「ムリー!」だったB子さんは英単語よりも絵に意識を向けていたのでしょう。お二人の対照的な反応は象徴的ですね。その時眺めていた本はこちら↓

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英語なんて、、、


その後もワイワイとAさんもB子さんもメンバーと一緒に「I know α Rino」を楽しんでくれました。本を閉じて一息ついたところで、B子さんがポツンと一言。

「英語なんて、これで十分ですよねー、、、。」


ほほー、どういうことですか?


「私、自分が英語苦手だったんで、小学生の息子を英語教室に通わせているんです。でも、、、勉強するよりこうやって絵本をわいわい楽しく一緒に読む方がよっぽど身につくような気がしました、、、。それに、自分の考えを自由に言うって経験が子どもには必要な気がしますっ!」


さあ、ガハハB子さんのご意見、皆さんはどう思われますか?


その後のBook Talkにも隅っこからではなくメンバーと一緒にわいわいおしゃべりした後、AさんとB子さんはニコニコと退席なさいました。その後メンバーと反省会ならぬ反芻会。


今日は楽しかったねー。


「ええ、そうなんですけど、、、今、気づいたことがあります💦」


とメンバーのCさんが、少々焦った表情。


え?なに?


「私、今日、この本、めちゃくちゃ推しちゃったんですけど、、、、私が腐女子だってお二人にバレバレになっちゃったかも💦」


いやいやいやいや、大丈夫だよ。ほらLGBTの時代だし。大事なテーマのお話だし。、、、多分、、、(^^;)。


「そうかなー💦」


うん、ダイジョブ、ダイジョブ、、、、多分、、、(^^;)。


Cさんが紹介したのはこちらの一冊。Netflixでドラマ化もされている男子高校生同士の恋愛ストーリーでした。

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ほのぼのした絵本から、世相を反映するコミックまで。英語の本の世界は奥深い(^^)

今月も第4木曜日は北見多読カフェ。紅葉も終わる頃でしょうか。楽しみ♪



                北海道オホーツク

                  大空町

                 新井 希久子

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しあわせな絵本の読み聞かせからがんばらない多読へ... 経験豊富な全国各地の先生たち 「読み聞かせ多読 グループ」が発信します #読み聞かせ #多読

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