英語絵本の「しあわせな読み聞かせ」
と 「がんばらない多読」とは
本のことばを耳で聴きながら
絵の世界に入り込んで
英語絵本を読むこと
なのですが、少々わかりにくいため
それぞれについてもう少し詳しく説明します。
1.英語絵本の「しあわせな読み聞かせ」
英語の絵本を
誰かに読んであげたことはありますか?
または
誰かに読んでもらったことはありますか?
私は読んであげることが多いのですが、
読んでもらうこともあります。
そして、どちらかというと、
読んでもらうほうが好きです。
なぜなら、
本を読んでもらうと、
読み手の声を聞きながら、
絵本の絵の世界に
すっと飛びこんでいける
からです。
そして、
絵の世界にひたったまま、
絵本を最後まで楽しむと、
なんとも幸せな気持ちになります。
なので、
英語絵本の
「しあわせな読み聞かせ」
です。
これは、
絵の世界にどっぷりハマれるよう
読み手が聞き手を導いてくれるから可能
なのです。
さらに、この読み聞かせは、
聞き手だけでなく、
読み手にも幸せな気持ちをもたらします。
聞き手の気持ちが、
表情やしぐさに現れ、
読み手に伝わりますから、
読み手は得も言われぬくらい
幸せな気分になるのです。
この両者とも幸せになれる
「しあわせな読み聞かせ」は、
授業で学んだ色や動物などの英単語を
復習するために、すなわち、
学習目的で絵本を読み聞かせるのとは
まったく異なるものです。
2.英語絵本の「がんばらない多読」
私は学生向けの多読教室と、
大人向けの多読クラブを主宰しています。
そこで取り入れている多読は、
音声付き英語絵本を独りでたくさん読む、
それだけです。
辞書は引きません。
単語を覚えません。
ですので、
「がんばらない多読」
なのです。
そして、この多読は、
「しあわせな読み聞かせ」の延長
にあります。
「しあわせな読み聞かせ」では、
読み手は人の声だったのですが、
「がんばらない多読」では、
読み手は感情のこもった
良質な朗読音声です。
多読する人は、すなわち、聞き手は、
「しあわせな読み聞かせ」の時と同様に、
音声を聞きながら、
絵本の絵の世界に入り込んで読みます。
ただそれだけです。
その本を読むために、
その本の中に出てくる
単語や英語表現を調べません。
がんばりません。
「がんばらない多読」です。
本記事は、
読み聞かせ&多読
Group メンバー
で話し合われた内容に基づいて
書かれています。
文:鈴木祐子(きっぱ)
東京
ABC4YOU自由が丘
多読・英語読み聞かせ教室
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