第4回 英語絵本 Reading Circle Willy-Nilly 開催しました

2023年3月28日(火)10:00「しあわせな読み聞かせ がんばらない多読」主催の、英語絵本リーディング・サークル Willy-Nillyが開催されました。

Ruth Kraussさんの2冊の英語絵本をゆっくり読みながら、気付いたことや感じたことなどを自由に語り合いました。
1冊目はアメリカの子どもたちに長年愛され続けている古典名作絵本 The Carrot Seed でした。

小さな男の子が1粒のにんじんのタネを土に埋め、家族から「芽は出ないよ」と言われてもめげずに水をあげたり雑草を抜いたりしてお世話し続けるお話です。

最初から最後までほとんど表情に変化のない男の子ですが、わずかな眉の上げ下げや手の形などから感情を読み取ったり、両親のセリフが "I'm afraid 〜"から始まっているところに思いやる心を感じ取ったり、絵本全体の色遣いや余白の使い方、シンプルな線などに注目したり…

実際、にんじんは3割程度しか発芽しないと言われるほど発芽しにくい野菜なのだというお話も出ていました。そう思うと、男の子の家族が無理だよと言った気持ちもわかりますね。
2冊目は、1950年のCaldecott Honor Book に選ばれた、The Happy Day でした。こちらもロングセラー絵本。やわらかいタッチの絵と繰り返しの多い詩的な言葉で、季節の変化を感じとる喜びを描いたステキな作品です。

まだ雪深い森で冬眠中の動物たち。クマやリスはわかるけどカタツムリも冬眠するの?と驚いたり、カタツムリもにおいを感じるのかな?と疑問に思ったり、頑張って川を渡り走っているカタツムリの姿に声援を送りたくなったり、目指している場所に向かって動物たちの期待感が高まるにつれて言葉のスピード感も増していくのを感じたり…
少人数グループでのおしゃべりのあと、メインルームで全体シェアをして、そこからもう一度 "ひとり読み" という時間があるのですが、個人的にはこれが一番好きな時間です。

皆さんからのシェアで得たさまざまな気付きを心にとどめながら、もう一度ひとりで味わってみる…とても豊かな時間で、深く満ち足りた気持ちになります。

もしよかったら、そんなしあわせな時間をご一緒に過ごしてみませんか?

次回の英語絵本リーディングサークルWilly-Nillyは、5/27(土)19:30〜21:00 です。
初めての夜開催となります。

申込フォームはこちらです↓
<注> メールでのお申し込みもお受けします。
お知り合いで、フォームなどの扱いが苦手な方へはこちらをご案内ください。
tadokuyomikikase@gmail.com


        文: MIKI
       北海道函館市 

しあわせな読み聞かせ がんばらない多読

しあわせな絵本の読み聞かせからがんばらない多読へ... 経験豊富な全国各地の先生たち 「読み聞かせ多読 グループ」が発信します #読み聞かせ #多読

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