第9回 英語絵本 Reading Circle Willy-Nilly 開催しました

2024年5月14日(火)10:00〜11:30

「しあわせな読み聞かせ がんばらない多読」主催の、英語絵本リーディング・サークル Willy-Nilly が開催されました。

スタッフも含め全部で15名の方が参加。そのうち3名が初参加。

おかげさまで、朝のひととき、絵本を囲んでいろいろ気付いたことなどをたっぷり語り合い、とても良い時間を過ごすことができました。ありがとうございます。


今回の絵本は、Anthony Browne '' GORILLA''

Gorillaと言ったら Anthony Browne、Anthony Browne と言ったら Gorilla というほど

Gorilla を描かせたら並ぶものなしの Anthony Browne さん。

絵本好きの仲間たちの間でも評判が高く、何度も読むチャンスはあったはずなのに、

なぜか他の絵本に気を取られて後回しにしてきてしまいました。

というわけで、なんと今回の Willy-Nilly で GORILLA 初体験!!

あえて予習せず、まっさらな状態で絵本との出会いを楽しむことができました♪

いやー、切ないやら可笑しいやらほっこりするやら。想像以上におもしろかったです。

なんでもっと早く買って読まなかったんだろう~とちょっと後悔。

あんまり楽しくて、気づきがいっぱいありすぎて、あれもこれもお喋りしたくて、

ブレイクアウトルームでの30分間があっという間でした。


参加してくださった皆さまからも、喜びの感想が続々と寄せられましたので、

少しだけご紹介しますね。


まずは、私同様、今回のWilly-Nillyをきっかけに、初めて読んだ方のご感想を…


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今日もこの素晴らしい会の企画運営をありがとうございました。また皆さんにお会いできてとても嬉しかったです。一人で読んでいては気づかなかった事を沢山気づく事ができて、一冊の絵本の中に、目に見えないけれど広がっていく世界の中に入る事できてワクワクしました。またこの本をじっくり一人で読みたいです。

私はこの会の為に初めて「GORILLA」の本を読みました。一頁一頁、繊細な筆使いにまず引き込まれました。中でも動物達は写実的で、大きな体の中にほんの少しの目の表情が印象的です。この本はHannahが主人公だけれど作者が一番描きたかったのはゴリラのことの様に感じ、本の題名に納得しました。ゴリラは人間より大きく怖く見えますが、実際に動物園で眺めると物静かに考えているように見えたり、目は優しそうで時に憶病に見えるときもあります。皆さんのお話しの中に、ゴリラはここにはいない父娘に近い誰かを投影しているのかもいしれないという意見がありました。私はHannahはシンプルに父親に求めている姿をゴリラに投影しているのかなと感じました。月夜に二人でダンスする絵が一番好きです。ふと懐かしく温かい気持ちが湧き上がって来て亡き父の事をふと思い出しました。そういえば私の父も多忙でしたが、たまに動物園や映画に連れて行ってくれ、今となってはその二つが私と父をを繋ぐものであったように思います。この本はそんな事をしみじみと思い出させてくれました。この著者の他の本も読んでみたいです。また次回はどんな絵本の世界に出会えるのかを楽しみに生きていきます。素晴らしい時間をありがとうございました。

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それから、以前読んだときはあるいは感情移入できなかった、あるいは、この絵本がなぜ人気なのかわからなかった、という方が、今回のWilly-Nillyでみんなと一緒に読んだことで、大切な一冊になったり、人気の理由がわかったという運営スタッフ冥利につきる感想をご紹介。


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私は最初この本に感情移入ができなかったのですが、少しずつ読んだり、家族と読んで感想をもらったり、そして、何と言っても今日の会で様々な視点や意見を共有することで、忘れられない大切な1冊となり、とても嬉しいです。ありがとうございました。

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なぜこの本が長い間人気なのか疑問でした(苦笑)読み終わっても「で、どうして何が?人気なの??」みたいな(笑)

今日参加してみて ちょっと分かった気がしてます。

ついつい大人は人気の理由を考えてしまいますが 子供達は絵本から何かを感じて好きになるんだろうなぁ。、

細部まで拘って描かれてるゴリラさんの迫力ある絵も魅力だし 夢の中(たぶん)でゴリラさんと動物園に行くのに空飛んだりするし。

BOR中に皆んなで絵を見て語っていたら ぜんぜん時間が足りませんでした(笑)

寝室でゴリラが大きくなる時のdoll houseの明かり問題が解決して嬉しかったなぁ。

同じく寝室左壁の羊の絵と人形が寝ている事で”夢の中”という発想!

人の影の形にも注目。

Hannahちゃんとゴリラの影がソックリだったり。

BOR以外でハッとしたのが

Hannahちゃんがゴリラに拘る理由‥‥

ゴリラ=ママ説。

彼女の服の色変化(赤→黄色→青)が心の変化ではないか説。

こういう見解はWilly-Nilly ならではですよねぇ。

楽しいです!

本日も楽しいひと時を有難う御座います!

次回も楽しみにしています!

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この他にも、まだまだ沢山の素敵な感想をいただいていて、ほんとは全部載せたいところなのですが… あともう一人だけご紹介。


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絵からいろんな想いをみなさんと共有できてとても楽しい時間でした。ありがとうございました。

お父さんが多忙でHannah ちゃんを見ていないところに、「ワタシを見て亅と今の子供達からの訴えのように見えていました。

グループ内で、お父さんが誕生日を一緒に過ごしたいから凄く頑張って時間を作ったのでは!という意見を聞いて、ブルーのページも悪くないな〜と感じました。

部屋の片隅だけ明るいページ。Hannah ちゃんの影がGorilla に抱かれテレビをみているようにみえました。テレビで明るいですが、そこだけがほわっと明るくHannah ちゃんがGorilla が大好きなのはこの守ってくれる感を感じているのかな〜?

お父さんの書斎に飾ってある紋章のついた証書?重要なお仕事されているのかな?

Anthony Browne さんの本を引っ張り出して再読します!楽しみです!!!☆☆

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次回のWilly-Nillyは9月に開催予定です。

現在、日程調整中ですので決まり次第お知らせしますね!

絵本は、John Burningham '' Mr. Gumpy's Outing '’ です。

今回、当日までに絵本が届かなくて欠席された方が何名かいらっしゃいました。

そんな悲しいことにならないように、絵本は早めに注文しておくのがよさそうです。


ではでは、次回も皆さまとお会いできることをスタッフ一同楽しみにしています♪


               文: MIKI

              北海道函館市

しあわせな読み聞かせ がんばらない多読

しあわせな絵本の読み聞かせからがんばらない多読へ... 経験豊富な全国各地の先生たち 「読み聞かせ多読 グループ」が発信します #読み聞かせ #多読

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